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2024.02

2024.02.06 02:42
リーボード
図は山形欣哉氏の「兵録を読み,造るー中国造船技術史序説」の沙船の部分です。船体のサイドに描かれている被水板は帆船の横流れを止める働きをするリーボードと見えます。左ページの解説に 「深浅やマギリに使するに被水板を用いて把持し 以て側に偏するを防ぐ」と記されています。リチャードアンガーの「1800年以前のオランダ造船」にはオランダ船にリーボードが出現するのは1570年以降であるが1541年出版の「南船記」には被水板の説明があるので多分中国へ旅行したヨーロッパ人が被水板を見て そのアイデアを持ち帰って可能性が高いと 記しているそうです。昔の中国人の舟に関する発明は 磁石 板帆 櫓 隔壁など すごいですね。

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日本の伝統的な木造和船を建造して 浦戸湾で帆走や艪漕ぎ 仁淀川で川下りを楽しんでいます。

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