旭川舟

和船研究会の須田様が実測された

岡山市旭川文化センターの高瀬舟です。

屋形船として作られたからでしょうか船体断面図で側板タナ板が水面から上がって船縁に近づくにつれて狭くなるというあまり見かけない形状です。舟幅は屋形で重心が上がるから安定を保っため2.6mと広くしているようです。タナ板は五枚の板を矧ぎ合わせて広い板にして敷に取り付けています。写真から矧ぎ合わせたタナ板は同じ厚みに見えます。角倉了以の頃、江戸時代初めの高瀬川の舟のように棚板を上下二枚の厚みの違う板を矧ぎ合わせる事はしてないようです。この舟をそのまま復元して高瀬舟として残して良いものか、思案しています。

土佐の和船

日本の伝統的な木造和船を建造して 浦戸湾で帆走や艪漕ぎ 仁淀川で川下りを楽しんでいます。

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